こんにちは!MOTOです。
早速ですがあなたに質問です。
あなたはこれから何をしたいのか?
あなたが学生なら、大人になったらあなたは何をしたいですか?
あなたが社会人なら、いま取り組んでいる仕事は本当に自分のやりたかったことでしょうか?
ちょっと宗教かマルチ商法に誘う人みたいな書き出しになってしまいましたが、私は無心論者ですしマルチもやってないので安心してください笑
今回は世の中をする上でこんな考え方が必要なんじゃないかという私なりの頭の中の考えを文章にしてみようと思います。
タイトルにもあります通り、世の中には学生時代と変わらない世界観を生きている大人が多いなと私は感じています。
ここでいう学生時代とはネガティブな意味で書いています。
ここ150年の日本人の価値観の変遷
子供の頃は世の中のことを知らないこともあってか、自由に将来の夢を思ったままに言うことが出来ます。そして、理想としてはその夢に向かって学生時代に努力をして、夢を叶えるというのが健全な在り方だと思います。将来やりたいことがあってそのために学んでいき、そして大人になったらやりたいことを思いっきり行う人生…最高じゃないでしょうか?
しかし、現実はそうならない人達が大半です。
理由は日本国民に浸透している価値観と教育にあるように思います。
日本の学校の制度は100年以上前に作られてから構造は大きく変わっていません。
明治初頭、「欧米先進国」に追いつくことを掲げて、日本の神道といった日本独自の文化も上手く利用しながら忠誠心の高い、意識の高い日本人を作り出していきました。
当時は古事記(アマテラスとかスサノオとか出てくるやつ)を正式な歴史として指導し、天皇を中心とした考え方を刷り込ませていた点があげられます。しかし、第一次世界大戦後に恐慌に巻き込まれ、それまでの政治家達が力を失って1930年代ごろから軍が力を持ちすぎてしまったことによって間違えた方向に進んでしまいました。
第二次世界大戦で日本が負け、アメリカは日本人の教育から「天皇」という日本人の心の支えを引っこ抜きました。これが良かったのか悪かったのかは私には分かりませんが、今回の内容とは関わりがあるように思います。
現代の日本人の特徴
現代の日本人の多くが苦手なことは「自律」です。
1 他からの支配・制約などを受けずに、自分自身で立てた規範に従って行動すること。「―の精神を養う」⇔他律。
2 カントの道徳哲学で、感性の自然的欲望などに拘束されず、自らの意志によって普遍的道徳法則を立て、これに従うこと。⇔他律。
goo国語辞書より引用
電車の中ではスマホゲームや漫画を読み漁ることに夢中な大人達が非常に多い。
子供であることが許される学生だけではなくスーツを着た社会人と思われる人ですらです。彼らは電車の中では何も生産することなく、浪費に走っています。それを電車の中で見るたびに「あーあ」と若干感じています。
堕落した人間をコントロールするためには「宗教」や「強制力を持った存在」というのは役に立つかもしれませんね。
そういう意味では就業時間の間は嫌でも働かなくてはいけない会社という組織に所属することは一つの手段でしょう。
日本では基本的に戦後のアメリカの対応から「宗教」については歯抜けとされました。しかし、敗戦からわずか数年の1950年以降、特需などもあり日本は奇跡的に高度経済成長期を迎えました。
この際に「終身雇用制度」というより良い企業に行くべきという価値観や、「頑張れば報われる」と信じ込んだ大人達が大量生産されました。その時は実際頑張れば報われていたわけですし、当時の価値観が間違いだったとは思いませんがそれを現代の日本に当てはめることには無理があります。
そして、1990年以降の日本は泣かず飛ばず。現在の日本人というのは数十年前の先進国の仲間入りをさせてくれた先輩方の栄光にぶら下がっている状態です。
「いい会社に入るべき」「頑張れば報われる」という価値観だけが残り、学ぶ意欲も薄いにも関わらず大学には一応行っとこみたいな家庭もまだまだ多いのではないでしょうか?
学ぶことが意味があるのは「目的」があったほうが効率的なのは言うまでもありません。
ただ良い大学に入って、良い企業に入れれば人生安泰という時代はとっくに過去の話です。
日本の教育は昔の価値観を残したまま、「現状を打開するためにこれからどうするか」のテーマは放棄されたまま50年以上前の価値観が子供達に押し付けられているように感じます。そして、世の中がうまくいかないのは政治のせいだ、教育のせいだと”文句を言うだけ”の大人達が増えたのもここ20年くらいの話ではないでしょうか?
そして、頑張れば報われると言う「薄っぺらい嘘」となってしまった教育は学校という閉鎖された世界で、「薄っぺらい大人」の大量生産工場となってしまったように感じます。
近年の若者は欲がなく「さとり世代」などと呼ばれているようです。若者達が覇気がなく、初めから諦めてしまっていてけしからんなみたいなニュアンスを感じてしまうのですが「そりゃそうなるだろ」というのが感想です。だって、現実は頑張っても給料は変わらず、残業をガンガンすれば稼げていた時代はとっくに終わっているわけですから。
ワークライフバランスなんて言葉使われ始めたのもここ10年程度の話ではないでしょうか?
ニーチェって知ってる
現代の日本のことを予見して書いたんじゃないか思う本が実は1883年に刊行されています。
「ツァラトゥストラ」というニーチェの書いた本です。
ニーチェといえば「神は死んだ」というフレーズがとても有名ですね。
実はこの本刊行された当時は鳴かず飛ばずだったようで、ニーチェ本人は本を出した6年後の1889年に発狂して警察沙汰の事件を起こしその後ニーチェの心が正常に戻ることはなかったようです。
この本のストーリーを独断と偏見で解説します。
ツァラトゥストラという変人の思想家が山籠りを10年間したのち、神という絶対的な存在がいなくなった世界で人々に超人という思想を説こうとしますが、低俗な人々は耳を貸そうとしません。弟子を作りましたが再び弟子を捨てて山に籠り、何人かの高貴な人が山を訪ねてくれて大喜び…そして再び山を降りるシーンで物語は終わっています。
今まで最高の価値と人々がみなし、目的としていたものが無価値となる事態のことをニヒリズムと言いますが、ニーチェは近い未来人々がニヒリズムに陥ることを予見して超人という存在の重要性をこの本を通して人々に叫ぼうとしたようです。
奇しくも物語の中でツァラトゥストラが民衆にまともに相手にされなかったのと同じように刊行当初は売れなかったようですが、「神は死んだ」というワードを皆さんが聞いたことあるようにその後は評価された名著です。
君は今生き、またこれまで生きてきたこの生を、もう一度、いな数限りなくくり返し生きねばならず、そこには何の新しいこともなく、すべての苦悩も快楽も思想もため息も、君の生のすべてが最大もらさず再来し、いっさいは同じ系列と順序に従う
ツァラトゥストラはこう語った
ニーチェは人生はずっと繰り返す、永遠回帰の世界を主張していました。
小難しく聞こえるでしょうが「人生は永遠と同じことのループなんだよ」「あなたの人生はこのままでいいのか」というメッセージだと思ってください。
そこで大切なのが「運命愛」「超人」という思想…
要するに今の人生をありのまま肯定する器の大きさと、目の前のことに没頭する重要性をニーチェは説いていました。(かなり雑な解説となっています、気になる方は是非読んでみてください)
ちょっと哲学的な話にも触れとこうと思って書いてみましたが、私が主張したいのは哲学の話ではなくもっと実践的な話なのでもっと具体的な話に移ります。
そんな話もあるのかーふーんくらいに捉えていただければ!
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あなたはこれからどう生きる?
ここからはあなたがこれから何をすべきかについての話をしていきましょう。
このブログを読んでいるあなたの立場として想定しているのは大きく分けて2種類です。
・学校には通っているけど、これから何をすべきか迷っている人
・組織に所属して働いているけれど思っていたような人生を送れていない人
日本の社会の価値観や教育は「頑張れば報われる」世界線を前提として作られており、企業の力が世界的に見て衰えてきた日本でその価値観を若者に押し付けられて苦しんでいる人は非常に多いかと思います。「歯車人間」は世の中に革新を起こせず、ニーチェのいう「超人」は今の日本では生まれづらくなっています。
さて、あなたが何をするべきか…
それは置かれている立場によっても変わるでしょうが、一つだけ言えることがあります。
それは「インプットとアウトプットを積み上げろ」ということです。
「え、めっちゃ普通…地味…」と感じたあなた、考えてもみてください。
今まで「歯車人間」になるように周りから散々育てられてきた人間がいきなり今日から世界を変えられる超人になるわけがありません。なので、あなたは今日から何かを積み上げていき「力を蓄えるべき」なんです。
そして、実は多くの日本人は大人になると努力をしていない。学生も所詮、学校に与えられた内容をこなしている人が大半なので、対して実学(役に立つ勉強)なんてしていません。
電車の中の人々を見れば日本人の意識の低さが顕著に現れているでしょう。
「1日15分のインプットと15分のアウトプット」、これを毎日続けるだけであなたの意識の高さと実践力は90%以上の人々より高いことになります。アウトブットすることによってインプットした内容はより記憶に定着し、インプットし続けることによってあなたはアウトプットを続けることができます。
その際には現在の文化の一部ともいえるSNSを積極的に利用することがお勧めです。
世の中の人がSNSに夢中になっていることは言うまでもなく、人々の目に触れてあなたのアウトプットした内容が評価されればPDCAも回せますし、モチベーションにも繋がるでしょう。
※いき過ぎた承認欲求に注意を
そして、これからのあなたの行動を応援するためにSNSで作る影響力は一つの武器となります。
このやり方は私自身が人生を変えた時にとった手法ですが、再現性があるかと思います。
実際、誰にも見られずに「インプットとアウトプットを毎日継続する」ことは非常に難しいと身をもって感じています。
あなたは歯車人間になりたいか?
お金を得るためにあなたは働いている、あるいはこれから働くことになるでしょうが仕事には大きく分けて2種類のタイプがあります。
一つはフロー型、もう一つはストック型です。
UberEatsやコンビニのアルバイトのように時間を切り売りする仕事がフロー型です。
本の執筆やYoutubeの投稿のように行なったことが自分の資産になることがストック型です。
SNSは直接お金には変換されないかもしれませんが、その投稿したものや伸ばすためのノウハウはあなたの財産となります。これは仕事でいえばストック型に入るでしょう。
またアウトプットの手段としてYoutubeやブログを選択する時にSNSのフォロワーが多いことは一つのアドバンテージとなります。言うまでもなくブログやYoutubeは広告収入が期待できるため、一つの職業となりうる方法です。
少なくとも電車の中でスマホゲームに熱中するくらいなら、Youtubeや本からインプットをしてSNSでアウトプットしている方が100倍将来につながる可能性があるなと感じます。
あなたの人生においての行動はあなたが決めることができます。
世の中の多くの人達は日本の教育の悪い影響を多大に受けて、「歯車人間」として思考停止しながら大人になれないまま生きています。それでも、その本人が「人生を肯定できている」なら何も問題はないのかもしれません。
ですが、私の人生観は「やるなら自分のやりたいことをやる」という信念があります。
私も大学を卒業してそこそこ大きな会社で組織の一員として3年間ほど働いていましたが、死んだ目をした人々に囲まれながら満員電車に乗りながらこのままじゃヤバいと思って行動を積みました。
まだまだやりたいことの達成の道半ばですが、20代で自分のジムを作ると言う夢の一つは叶いました。
人間頑張れば自分の頭で道筋を描けることなら何でもできます。描けないなら描けるようになるまで行動を積み上げて、経験と思考を磨くべきと思うタイプです。
このブログをここまで読んでいるあなたもきっと同じタイプの人間ではないでしょうか?
あなたの人生はあなたの行動の積み重ねで決まります。
さあ、今日からあなたはどんな行動を積み重ねますか?
蛇足ですが、
小学生の頃に見ていた女王の教室の第一話の阿久津先生のセリフ…
今見るとかなり衝撃的な文章ですね。
愚か者や怠け者は、差別と不公平に苦しむ。賢いものや努力をしたものは、色々な特権を得て、豊かな人生を送ることが出来る。それが、社会というものです。
あなたたちは、この世で人も羨むような幸せな暮らしをできる人が、何%いるか知ってるたったの6%よ。この国では100人のうち6人しか幸せになれないの。
このクラスには24人の児童がいます。ということは、この中で将来幸せになれるのは、一人か二人だけなんです。残りの94%は毎日毎日不満を言いながら暮らしていくしかないんです。
いい加減、目覚めなさい。
日本という国は、そういう特権階級の人たちが楽しく幸せに暮らせるように、あなたたち凡人が安い給料で働き、高い税金を払うことで成り立っているんです。
そういう特権階級の人たちが、あなたたちに何を望んでるか知ってる?
今のままずーっと愚かでいてくれればいいの。
世の中の仕組みや不公平なんかに気づかず、テレビや漫画でもぼーっと見て何も考えず、会社に入ったら上司の言うことをおとなしく聞いて、
ドラマ「女王の教室」阿久津 真矢の第一話のセリフより引用
戦争が始まったら、真っ先に危険なところへ行って戦ってくればいいの。
まとめ
- 日本人の価値観は明治時代に作られた教育制度の影響を受けている
- 終身雇用が不可能になるほご企業が弱くなったのに、時代遅れの価値観だけが残った
- ニーチェの本で似たような状況が書かれているが「超人」になることが重要らしい
- 15分のインプットと15分のアウトプットを毎日続ければ自分を変えることができる
このブログもそれこそ電車の中で作成していたんですが、まだまだ書きたいことを美しい構成で表現できずに文章下手だなぁと実感させられました笑
もっと分かりやすい文章が書けるように精進します✊
では、また!