#7「後回しにしない技術」から学ぶ実行力

マインド

こんにちは!MOTOです!

普段は渋谷区恵比寿でパーソナルジム
STRENGTH&STRETCHの代表として働いています。

このブログでは主に“トレーニングやスポーツのこと以外のこと”を発信しています。

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あなたはついつい、やるべき事を後回しにしてしてまう事はありませんか?

夏休みの宿題はいつもギリギリまでやらないし、いつか取ろうと思っている資格は何年経っても取っていない現実…

今回はそんな悩みをあなたに持つあなたにピッタリな考え方、「技術」を紹介します。

今回、参考にした本はこちら

「後回しにしない技術」


魅力的なタイトルですね。

後回しにしない“技術”

今まであなたは「後回しにしてしまうのは自分の性格だ」と思っていたのではないでしょうか?

この本では心理学博士でありながら、カウンセラーも勤めていたイ・ミンギュさんが執筆した本になります。

心理学的な見地から分析をし、カウンセラーとして現場で人と関わる中で培った経験を基に解決策をまとめたこの本は一読の価値ありです。

この記事を読むメリット

  • 99%の凡人と1%の特別な人との違いがわかる
  • 実行力は性格ではなく技術であることが理解できる
  • 成功者がどうやるべきことに向き合うのかの具体的な技術が理解できる

私は普段から自己啓発本、小説、専門書、エッセイなど選り好みせずに何でも読む習慣があります。本は「他人の人生、価値観」に触れれる手段であり、良い部分は取り入れ、失敗に繋がりそうな部分は取り除くことによりあなたの人生をいい方向へ導いてくれます。

今回紹介する「後回しにしない技術」は表紙の通り、易しく読みやすい文章で書いてありながら専門書並みの納得感があります。

自己啓発本あるあるな「願えば叶う」という薄っぺらい法則より具体的で、かつ

「あなたはこうしなさい」

という行動をしっかり示してくれています。

99%の凡人と1%の特別な人を分けるもの

スティーブ・ジョブスやビル・ゲイツは世界を変えた素晴らしいアイディアを持ったCEOです。

ですが、彼らが素晴らしかったのは秀でたアイディアを持っていたからではないとこの本の著者は言います。

彼らが素晴らしかったのはそのアイディアを実行に移したこと。
スティーブ・ジョブスが「iPhone」を作った時、似たような事を考えていた人は世界中にいたといいます。

99%の凡人と1%の特別な人を分けるものはここにあります。

つまり、「実行力」があるかないか…

ほとんどの人はアイディアが思い浮かんでも、それを詰めきれず重い腰をあげれず、時間だけが過ぎてしまう。

では、何故99%の人が「実行力」を発揮できないのだろう?

実行力は「技術」である

多くの人が「実行力」について誤解をしています。
自分は後回しにしてしまう「性格」だから仕方ないと思い込んでいるのです。

肉体改造を決心したのに朝の運動習慣は3日坊主、
英語の勉強はいつの間にしなくなった、
YouTube始めて見たけど自己紹介動画をあげた後1本も更新していない。

あなたもそんな挫折をしたことがあるのではないでしょうか?

自分の意志の弱さという「性格」を嘆いていても意味はありません。

ここにはある「技術」が必要だったのです。

では、実行力を高める方法を

第一段階「決心」

第二段階「実行」

第三段階「維持」

の順で紹介していきます!

第一段階「決心」

「願えば叶う」

こんなことを書いている本が世の中には多いですね。

なんなら、自己啓発本と呼ばれる本には全てに書かれているのではないでしょうか?

では、何故その本を読んだであろう数百万、数千万の人達の願いは叶っていないのか?

その理由について
プリンストン大学のダニエルカーネマン名誉教授は
「計画誤信」という説明をしています。

多くの人は願う内容について「結果の部分」
薔薇色の未来を「イメージ」するだけとなってしまい、
現実の困難にぶつかるとすぐに挫折してしまうのです。

例えば、あなたがYoutubeになろうと決心したとしましょう。
トップYouTuberのように人気者となり、大成功する事を願ったとします。

YouTubeを始めてみたものの10本動画をあげても
視聴回数の合計が「50回」だったとしたらあなたはどう思いますか?
甘いイメージしかしていなかったなら心が折れてしまいます。

この場合は理想のイメージが先行し過ぎてしまった悪い例です。

この本では私達がイメージの中に逃げ込んでしまっていると言います。

何なら一度、成功を頭の中に思い描いてしまうと、
もはや叶ったくらいの気持ちになってしまいます。

大事なことなのでもう一度言います。
人は何かを達成しようと決心した時、「結果」を想像すると
もはや叶った気になってしまうものなのです。

そして、現実の壁を見た時に即効で心が折れてしまうというわけです。

「願えば叶う」と聞いた時、
あなたは「願いが叶った結果」を想像していないでしょうか?

私達が想像するべきは「願いが叶った結果」ではありません。

「願いが叶う過程」を想像するべきだったのです。

例えば、あながプロ野球選手になりたいのであれば、ドラフト会議で指名されて華々しくインタビューをされてるところを想像するのは間違っているということです。

想像すべくはあなたが今置かれてる場所で最終学年のドラフト会議の日に向け、どんな練習に取り組み、試合でどうチームに貢献するかを想像することが重要ということです。

もっと現実路線で行くなら、もしかすると学生期間の指名を諦め、社会人野球も視野に入れるべきかもしれません。

「結果」ではなく「過程」を想像するとはそういうことです。

第二段階「実行」

後回しにしてしまうのはあなたが心の中で「実行したくない」と思っているからです。

人間は心理学的に「すぐに実行するのが難しい」と感じるものを、
何故か「後で実行するのは簡単」に感じられることがあります。

これを「時間不一致現象」というのですが、
後回しにしてしまう大きな原因となっています。

成功者達に共通するのは、決心を直ちに行動に移す習慣です。

では、「先延ばしの神」に抗うためにはどんなことをすればいいでしょうか?

「明日やろう」の精神の人は、常に締め切り直前に動き出します。
そのため、時間が足りないといつも感じ、忙しく生きているわりには得るものが少ない…

SNSで「忙しい」といつも言ってる人に多いのはこのタイプかもしれません(失礼)

では、なぜ成功者達は余裕を持って動いているように見えるのでしょうか?

その要因は「ふたつの締め切り」という守り札にあるとこの本の著者は言います。

ふたつの締め切りとは一つは皆さんも想像する通り、「終了デッドライン」です。

夏休みの宿題が9月始めの授業始めに何だかんだ間に合うのは「終了デッドライン」は意識できていたからですね。

もう一つの締め切りとは、

いつから始めるかという
「開始デッドライン」のことです。

人は時間的なプレッシャーあると、通常よりパフォーマンスが上がると言われています。

また、人間には
「時間の余裕があると仕事を増やし、時間間際に仕事を終える」
という傾向があります。

これを「パーキーソンの法則」と言いますが、
言い換えれば「余計な時間があなたのパフォーマンスを落とす」という法則です。

今まで私も時間があった方がいい成果を出せると思い込んでいませんでしたか?
実は逆で、余計な時間はあなたの邪魔をします。

あなたが忙しくて何かに取り組めないと感じているなら、
なぜNetflix、Twitter、 YouTubeを見ている時間はあるのでしょうか?

あなたは先ほど紹介した「時間不一致現象」に囚われていることが多く、
さらに優先順位の付け方を間違えているのです。

7つの習慣でも紹介しましたが、
「第3の習慣 最優先事項を優先する」は意識すべきです。

#3「7つの習慣」から学ぶ過去との前向きな向き合い方

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仕事をやろうと思っていたのを「夕食後にした」からといって、
宿題にとりかかる難易度が低くなるわけではありません。

勉強しようと思っていたのに「机の整理整頓」を始めないでください。
勉強をしようと決心していたのなら、優先すべきは勉強をすることです。

「机の整理整頓」は勉強の後でもできます。

テスト勉強しようと思った時に
何故か掃除を始めてしまうあの現象ほんと何なんでしょうかね笑

成功者達の多くは「先延ばしにすること」は意味のないことということを理解しています。

「終了デッドライン」だけでなく、「開始デッドライン」も今日から是非意識してみましょう!

第三段階「維持」

この記事を読んでいるあなたは一体どんな人物でしょうか?

勉強熱心な人、不真面目な人、貧乏な人、人望がある人…

人はそれぞれ自分に対する「セルフイメージ」があります。

この本で紹介されている内容ではありませんが、「確証バイアス」という言葉はご存知でしょうか?

「〇〇はこういうものだ」と一度思ってしまうと、そのための証拠をどんどんと見つけてそう思い込んでしまう現象です。

人間、頭がいいので、証拠を見つけるのが得意です。
自分が所属している組織が一度「クソだな」と判断すると、
次から次へと悪いところばかりが目につくようになります。

パートナーの愚痴ばかりを言っている夫婦は
もはや「確証バイアス」にどハマりしている状態なので、回復は難しいかもしれません。

「確証バイアス」と同じく、人間には「自己一貫性原理」というものがあります。

「自分はこんな人間だ」と思い込んだり言葉を発していると、
そのセルフイメージと合った行動を選ぶという原理です。

うつ病の患者が治りが遅い場合、
「うつ病患者である」というセルフイメージが悪影響を与えていることは多いといいます。

ネガティブな側面のほうがイメージしやすいので多く出しましたが、
これはポジティブな側面の場合も同様です。

よく聞く話ですが、プロとして活躍するアスリートは子供の頃から自分はプロになると思い込んでいた選手が多いのはあなたもご存知ではないでしょうか?

「自己一貫性原理」の考え方から考えれば、このプロになるという思い込みはポジティブな行動に繋がる可能性が高いと言えます。

あなたが望むものが人生においてあるのであれば、あなたは「セルフイメージ」を高く持つべきです。

創造的な人間は自分のことを創造的な人間だと思っているから、創造的な人間になる行動をするのです。

「決心」「実行」というプロセスを知った後、「維持」について書きましたが、

結局は「願えば叶う」というところに話が戻るのは面白いですね。

ただし、その願い方にコツがあって、叶ってしまった妄想に終始するのではなく
セルフイメージと行動を一致させる工夫が必要だったのです。

いつやるか?

「今でしょ!」

林修さんのフレーズ 懐かしいですね笑

まとめ

  • そのために薔薇色のイメージをするのではなく、過程をイメージすること
  • 時間不一致現象を避けるために「終了デッドライン」だけでなく「開始デッドライン」を設定すること
  • 最優先事項を優先することを意識せよ、余計なことを後回しにすべし
  • 「自己一貫性原理」を利用するためにセルフイメージを高く持つこと

はい、いかがでしたか?

この本は他にも「後回しにしない」ための
「技術」としてさまざまなテクニックが紹介されていました。

気になった方は是非本書も読んでみてください。


これからもあなたの役に立つかもしれない情報を発信していこうと思います。
この記事が少しでもいいなと思っていただけたらSNS等でシェアしていただける嬉しいです。

では、また!

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