こんにちは。世田谷区でパーソナルジム「STRETCH & STRENGTH」を運営している、トレーナーのMOTO(モト)です。
以前の記事でトレーニングは単なる「買い物(消費)」ではなく、将来の自分に対する「投資」であるというお話をしました。これは道具やアイテム選びにおいても全く同じことが言えます。
▼あわせて読みたい 42「練習だけで十分」の落とし穴—才能を使い切るための「投資」としてのトレーニング論
「なんとなく便利そうだから」で選ぶのではなく、「自分の身体のセンサーをどう研ぎ澄ますか」「回復という投資効率をどう上げるか」「体をいかに効率的に使えるようにするか」。
この視点で、私が2025年に実際に使い込み、心から「投資して良かった」と思えるアイテムを9つ厳選しました。野球人やアスリートはもちろん、身体の機能を高めたいすべての方に届いてほしいラインナップです。
【身体のセンサー・機能を呼び覚ますツール】
前回の記事でも触れた「足趾(あしゆび)の機能」や「正しい身体感覚の入力」に直結するアイテムです。
1. ナボソ(NABOSO)ニューロボール
「足裏は精密センサー」です。そのセンサーを磨くための必須アイテムがこれ。 昔ながらの「竹踏み」の現代科学版といえます。表面の特殊なテクスチャが神経を刺激し、足裏の感覚を劇的に呼び覚まします。6月に購入して以来、ほぼ毎日ケアに使用していますが、これを使うと地面を掴む感覚が別物になります。 実は**「手でニギニギする」**のもおすすめ。翌日の指先の感覚が鋭くなるため、指先の繊細さが求められる投手には特におすすめしたい逸品です。
2. VRTX バンド(サイズ2)
案件で頂いたのがきっかけですが、今では私の指導とセルフケアに欠かせない相棒です。 特筆すべきは**「布製」**であること。ゴム剥き出しのバンドと違い、肌への当たりが優しく、かつ耐久性が抜群です。投球フォーム改善のドリルや、懸垂の補助など、1月から使い倒していますが全く劣化しません。サイズ2の強度は、アスリートの多様な用途に最も使いやすい絶妙なラインです。
3. トリガーポイント MB1 マッサージボール
「テニスボールで十分じゃない?」と思っていた過去の自分を叱りたいです。 テニスボールよりも硬く、絶妙な粘り気があるため、刺激が逃げずに深層部まで届きます。お尻や背中の硬い部分に当てた際、しっかりと圧がかかる感覚は専用品ならでは。2025年に購入した全アイテムの中でも、間違いなくベスト3に入る満足度です。
【技術と感覚を繋ぐ「出力」のツール】
練習という「調理」の質を上げるための道具たちです。
4. デサント ジャイロスティック
腕を正しく振れた時だけ音が鳴る。この「即時フィードバック」が技術習得には非常に便利です。 私は以前から「紙鉄砲」を推奨してきましたが、耐久性が課題でした。これは壊れる心配がなく、全力で腕を振る感覚を養えます。適度な重さと「音」による確認があることで、シャドーピッチングの質が劇的に変わります。
5. Stance 野球用ソックス
「野球の靴下はこれ一択」と言い続けて、今年で3足目です。 最大の特徴は「穴が空いたら無償交換」という驚愕の制度ですが、魅力はそれだけではありません。足の形状に合わせた立体裁断により、靴の中でのズレがゼロになります。前述した「足のセンサー」を最大限に活かすなら、足元への投資はここから始めるべきです。
6. ローリングス 4Dウルトラストレッチパンツ
ユニフォームパンツもただの消耗品ではなく「機能ウェア」として捉えるべきです。 特に投手のヒップヒンジ(股関節の折り畳み)を妨げないストレッチ性は死活問題。ミズノの「強伸」と並んで動きやすさの双璧ですが、私はこの4D派。一度履くと、従来のパンツがいかに動作を制限していたかが分かります。
【「素材」を底上げするコンディショニング】
身体をメンテナンスし、成長を加速させるための投資です。
7. せんねん灸オフ(伊吹)
2025年、私を最も救ってくれたのがこの「お灸」です。 前半、野球肘に悩まされていた際、鍼灸師の勧めでセルフお灸を始めました。他のケアとの組み合わせのおかげもありますが、2年間悩まされた違和感が完治しました。「血流を促し、組織の回復を早める」という原始的かつ強力なアプローチは、ハードに追い込むアスリートほど恩恵を受けます。※個人差があります
8. VITAMAX(バルクスポーツ)
サプリメントの中で最も優先順位が高いのがマルチビタミンです。 夏場に熱中症を経験したことを機に、より抗酸化作用の強いビタミンEの質にこだわりこちらへ変更しました。値段はやや張りますが、日々の体調の安定感、ハードな指導と練習を両立させるための「保険」として、ここを削る選択肢はありません。
9. MUSASHI クアン(KUAN/EAA)
筋肉合成の「スイッチ」として愛用しています。 MUSASHIの良さは、余計な添加物がなく、吸収が圧倒的に早いこと。スティックタイプなので、仕事が忙しくて食事が摂れない時でも、水さえあればその場で「筋分解のブレーキ」をかけられます。
※私のジム「STRETCH & STRENGTH」では卸販売も行っています。購入希望の会員様は、セッション時に直接お声がけください!
まとめ:道具は「自分へのリスペクト」
今回紹介した9つのアイテムに共通しているのは、使うことで「自分の身体に対する意識(解像度)が上がる」ということです。
良い道具を使うことは、自分の身体を大切に扱うこと、つまり「競技のパフォーマンス向上」に繋がります。Amazonのセール時期などを賢く利用して、ぜひ皆さんの「素材」を磨くための投資を始めてみてください。
これらを含めた私のおすすめアイテムは、Amazonのストアフロントにもまとめています。
もちろん「才能」という元本が人によって違うのは残酷な事実ですが、トレーニングや道具という「投資」によって、そのリターンを最大化させることは誰にでも可能です。
「自分自身への投資こそが、最大の利益をもたらす」
— ウォーレン・バフェット(投資家)
2026年、あなたは自分の身体にどんな投資をしますか?
私も日々、自分の身体とクライアントの数字に向き合いながら、この「終わらない問答」の精度を高めていきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
⚾ MOTOについて(筆者プロフィール)
世田谷区でパーソナルジムSTRENGTH & STRETCH を経営しています。
トレーナー歴11年。ゴールドジム、Dr.ストレッチでの経験を活かし、
現在は自身もMAX145km/hの投手としてプレーしながら、
プロアスリートからジュニアまで幅広くサポートしています。
SNS総フォロワーは5万人超。 野球・トレーニング情報を届けています。
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